♪11月24日に開催されるリサイタルの演奏曲目である《幻想曲》は、シューマンのピアノ曲の　なかでも指折りの傑作で、彼の特性が最高度に発揮されています。
　　“鳴り響くすべての音を貫き
　　色とりどりの大地の夢のなかに
　　ひとつのかすかな調べが聞こえる
　　ひそやかに耳傾ける者のために”
3つの楽章で構成される本作品の冒頭には、フリードリヒ・シュレーゲルによる詩の4行がつけられています。
また、恋人クララへ、「この1楽章は私の書いた最も情熱的なもの。あなたに対する深い嘆き」
と書き送ったとされています。
これら並べられた言葉、楽譜に並べられた音符に、“ファンタジー”を感じてみませんか？　
リサイタルに先立ち、曲の魅力や演奏のポイント、聴きどころを、実演を交えて解説します。

リサイタル詳細はこちら