ピアノテクニック講座は昨年、表現力編として、
10月6日「ピアノで何を歌うか」
12月22日「ピアノに何を聴きとるか」
を開催いたしました。
大変好評につき、早くも第2弾が開催されます!
「ピアノで何を歌うか」は1月19日
「ピアノに何を聴きとるか」は3月16日開催です。
第2弾開催に先立ち、12月22日の内容を簡単にまとめさせていただきます。
ご一読の上、ぜひご受講ご検討くださいませ!
【ピアノ・テクニック講座】〜ピアノの表現力②〜レポート
コンチェルトはまず、2台ピアノによって練習を始めます。
作曲者が自ら作った2台ピアノ版がある場合があり、それを見る事でピアノの扱いをより見て取れることがあると、
オケスコアとピアノ版のスコアを照らし合わせながら説明いたしました。
説明の中で、菊地が14年前のパリ時代にオーケストレーションした譜面も登場しました。(画像参照)
以下、ポイントを10点ご紹介いたします。
・オーケストレーションをどう聴いて、どう感じるか。
・刻み、ハーモニー、それぞれに何が(何の楽器が)当てはまるか。
・ピアノパートはオケと同じものなのか、対立するものなのか。オーケストレーションとピアノの音色は常に密接であること。
・奇跡的作品にはインパクトが必要である。
・ピアノが伴奏に移った時どうなるか。
・良い音楽を聴いた=「こうなっていたんだ」と改めてその音楽の“構造”がはっきり見えること。
・ピアノは色々な性質をもつ。(弦・打)
・減衰する空間を想像で埋める。なにを想像するかは人それぞれだが、人の想像で音が変換されるということ。
・音楽史を学ぶことに意味。音楽は無関係に生まれるものではない。どうしてそう聴こえるか、見えてくるものがある。
・研究して新しいものを生み出してきたということを、演奏家も忘れてはいけない。
前回「ピアノで何を歌うか」のレポートは
こちら
1月19日(金)19時、朝日カルチャーセンター新宿教室にて皆様のお越しをお待ちしております!
(N.K)