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2017年10月14日(土)

【ピアノ・テクニック講座】〜ピアノの表現力①〜 レポート

10月6日の朝日カルチャーセンター「ピアノ・テクニック講座」では、
ピアノの表現力をテーマに 「ピアノで何を歌うか」と題し開催されました。

音楽雑誌ショパン9月号に掲載された“聴くということ”また、そこで菊地が取り上げた歌曲、
リヒャルト・シュトラウス《バラのリボン》を例に、“言葉が解らないからと拒むのではなく、一歩踏み入れ、歌詞の意味を理解すること”から解説されました。
そこから12行の詩のために書かれた1つ1つの音に込められている意味とを繋ぐことで見えてくるのは詩の中の“彼女”と“僕”の心の動きです。
シュトラウスはフレッシュな印象のA-durで書いていますが、シューベルトはAs-durで書いています。
シャープ系かフラット系かで印象が変わってくるなど、2つを並べ、それらの違いやそれぞれから汲み取ることのできるものについての解説もいたしました。

いかに世界観をつくりだすか。
どのような弾き方でどのように聴かせるか。
菊地は“求める音の姿を聴くことが大事である”と話しました。
そして、新しいものに触れることで、よく知るものからも新たに得るもの・見えるものがあるとまとめました。

次回、表現力編は12月22日(金)「ピアノに何を聴きとるか」です。

そして11月は……!

11月17日(金)に【ピアノの世界 シューマン≪幻想曲≫Op.17】を開催いたします!
こちらは11月24日に開催されるリサイタルの演奏曲目である《幻想曲》をリサイタルに先立ち、曲の魅力や演奏のポイント、聴きどころを、実演を交えて解説します。
24日のリサイタルがもっともっと楽しめるに違いありません♪
ぜひあわせてお越しくださいませ!
リサイタル詳細はこちら

皆さまのご受講、ご来場をお待ちしております。
(N.K)